友達

先日、5年以上ご無沙汰している友達に電話をした。
電話の向こうから、懐かしい声が聞こえてきた。
彼女と話をするのは6年ぶりかな。それでも、違和感なく楽しく話せた。
彼女は心の病気も治って(なぜか昔から僕の周りには心療内科に通院している人が多かった。まさか自分が通院することになるとは思わなかったけれど・・・)、赤ちゃんまで産まれていた。めでたい。

働いているときは、サービス業という職業柄、友達と時間も合わないし、仕事に忙殺されて、仕事場以外の友達とは、疎遠になっていた。
過労で倒れて、療養が長引くにつれて、孤独に耐えきれなくなって、疎遠になっていた友達に連絡を取り始めた。
一度仲良くなった友達に、2、3年のブランクなんか全く関係なかった。みんな話し始めると、すぐに打ち解けることができた。
病気になってひとつだけ良かったことがある。
友達との繋がりが復活したことだ。
一緒にいるだけで楽しいし、癒されるし、元気がもらえるし、勇気づけられる。
病気にならなかったら、忙しさにかまけて、友達との繋がりも完全に切れていたかもしれない。
これからは友達をもっと大切にしようと思った。

ほとんど毎晩、話し相手になってくれて、リハビリにもつきあってくれている友達がいる。
彼女には本当に救われている。
彼女は僕とは違う心の病気で生きることが、とても辛そうだ。
君の苦しんでいる姿を見ていると、僕は君に生きることを強制はできない。
でも、君はもう僕の「大切な友達」なんだ。
君には少しでも長く生きていてほしい。
美味しいものをたくさん食べて、一緒に笑おうよ。
いろんな所に遊びに行って、一緒に笑おうよ。
小さな幸せを積み重ねていって、君と一緒に笑いたい。
君がいなかったら、僕はとっくの昔に、ノイローゼか鬱病になって、もっと苦しんでいたかもしれない。
本当にありがとう。
そして、これからもよろしく。